年齢退行とは、自らの年齢退行の事ですが、深い潜在意識として存在している様々なトラウマ、心理的外傷の原因となった時の体験年齢にまで催眠によって遡っていき、現在の人生の過去のある場面へ戻ることをいいます。
そこで、過去に作ってしまった傷ついた心を癒したり、現在に問題を作っている思い込みを書き換える作業などを行います。(例えば、小さい頃のいじめによって相手を深く信頼できない、両親から傷つく言葉を言われ自分は愛される価値がないなど)
普段はすっかり忘れてしまっているような出来事であっても、子ども時代の出来事はその人の価値観に大きな影響を与えています。
子どものときに誤って認識した現実が、潜在意識の中に記憶され、そのまま大人になっても引きずられていることは、多くあることです。
年齢退行催眠(退行療法)では、この子ども時代の認識を見直す作業を試みます。
そうすることで過去の出来事のとらわれから解放されるようになります。
そして、現在の行動を制限していたトラウマとなっている根本的原因を認識し取り除くことが可能になり、広い心や新たな視点で物事が見えたり、人間関係が円滑になったりして、自分の人生を豊かに生きる可能性を広げることができます。
または、小さい頃からどれだけ人に愛されていたのかを再確認することもできます。
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